冷蔵庫選びで知っておくべきこと
新しい冷蔵庫の省エネ性能
およそ10年前の冷蔵庫(500L)で年間約680kWh=年間電気代17980円程度かかっていました。現在の同等容量の冷蔵庫でおよそ250kWhということで、64%もの電気を削減お値段にして、11,180円もの電気代が安くなることになります。
扉のタイプ
扉のタイプは、片側に開く片開きか、観音開きに開くフレンチドアかになります。中型、大型ではフレンチドアが主流になっていますが、扉への収納量では片開きの方が勝っていて、選択は好みとなります。
設置スペースとおよその容量(定格内容積)
設置するすきまから冷蔵庫サイズ(幅)をきめる
冷蔵庫のサイズ(幅)
540mm、600mm、650mm、685mm、750mm、825mm、880mm
などから選ぶことができます。設置するすきまから冷蔵庫の幅を確認して、
念のため、奥行き、高さも確認して候補を決めてください。
冷蔵庫の容量は「定格内容積」よりも「食品収納スペースの目安」を確認する
冷蔵庫のカタログなどで、各社〇〇Lと容量が書かれていますが、これは定格内容積で、冷却可能な空間容積をさしています。したがって野菜室などで野菜を入れるすべてのトレーのそ外側からの容積で、収納スペースではありません。
したがって、カタログをみて各社の冷蔵庫の容量を確認するときは、〈 〉の中に書かれている、「食品収納スペースの目安」を確認してください。こちらは、実際の食材の収納スペースに近い数値になっています。
設置する隙間から冷蔵庫サイズを確認する
設置場所から冷蔵庫のサイズを決める
冷蔵庫との間に必要な隙間
冷蔵庫を設置する際、最低限の放熱スペースの確保が必要です。このスペースを確保していないと、熱がこもり効果的な冷却が行いづらくなってしまいます。
よって、事前に設置場所のサイズを測り、必要スペースが確保できるサイズの冷蔵庫を探すことをおすすめします。
フレンチドア(観音開き)は、隙間は3.5㎝程度は必要
壁際での冷蔵庫設置は、通常片開きの冷蔵庫をおすすめする場合が多く、一般的には左開きの片開きがよいということになります。
けれどもフレンチドア(観音開き)冷蔵庫も人気で、その場合通常扉が90度開けば使える設計になっています。90度扉を開くために壁との間に必要な隙間は2cm~3.5cmでメーカーによって異なります。90度開けば基本的には、使うことができますが、上図のように取り出し口がやや狭くなるので、実際の冷蔵庫で確認をすることをおすすめします。
チェックすべき搬入時の通路のサイズ
ご自宅の玄関やエレベータ、階段、家の中の通路の幅を確認してください。建築年数がたっている建物は場所によって非常に狭い場合があります。また、運搬のためには、冷蔵庫のサイズ(幅)の+10センチ程度の余裕が必要となります。およそ100kgの重量があります。専門の方に搬入を行ってもらってください。
冷蔵庫の電源は上にある
冷蔵庫の電気コードは上部からでていますので、壁の上部にコンセントタップがあれば、そのままさせばいいし、万が一下の場合も、コードは冷蔵庫下までは届くので、延長コードなども活用して差し込むことができます
引っ越し時の冷蔵庫でやるべきこと
買い替える古い冷蔵庫は、1週間程度かけて、できるだけ食材が少なくなるよう、極力食べきれるようにしましょう。そして移動中に水がでてこないように事前に霜とりをするというのが一般的です。この場合、凍り付いた霜がとけるのに夏なら10時間、冬なら15時間かかるので、その前には電源を抜くのが一般的です。そして、その際蒸発皿に水がたまるので、それを捨てれば完了です(蒸発皿はメーカーによって異なり、下部、背面、排水口から捨てるタイプなどがあります)
ただ、最新の引っ越し業者の場合は、当日に電源を抜けばいいという場合もあるので、確認が必要です。
引っ越し後にやること
買い替える古い冷蔵庫は、1週間程度かけて、できるだけ食材が少なくなるよう、極力食べきれるようにしましょう。そして移動中に水がでてこないように事前に霜とりをするというのが一般的です。この場合、凍り付いた霜がとけるのに夏なら10時間、冬なら15時間かかるので、その前には電源を抜くのが一般的です。そして、その際蒸発皿に水がたまるので、それを捨てれば完了です(蒸発皿はメーカーによって異なり、下部、背面、排水口から捨てるタイプなどがあります)
ただ、最新の引っ越し業者の場合は、当日に電源を抜けばいいという場合もあるので、確認が必要です。
冷蔵庫の容量(定格容量と実質容量)と高さは要チェック
実質容量をチェックする(定格容量ではなく)
通常カタログなどでの大きく記載されているのは定格内容積です。定格内容積とは、食べ物を収納できるスペース以外の容量も加わった(野菜室、冷凍室のように引出式の場合は、引出自体の容積やと冷蔵庫の隙間も容量としてい入っています)冷却できる全体の容量のことを差します。実際に食料を収納できる実質の収納スペースを確認するには実質容量を見る必要があります。実質容量はカタログなどでは、〈 〉で小さく記載されている場合が多いですが、それを見ると大容量とうたっているメーカーの製品が実質容量では大差なく、実際に製品を見比べた印象に近いことがわかります。
高くて手が届かない、見えないスペースはデッドスペースに
いくら冷却・収納容量が大きくても、収納したものが見える範囲、手が届く範囲以上だと逆に使いづらくなることがあります。例えば何かに乗って出し入れしないといけないというようなことになります。実際の冷蔵庫サイズをチェックする際は、上部の冷蔵スペースに手を伸ばしてみて、その奥行きが使いやすいものかどうか確認することをおすすめします。
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メーカーごとの違いをざっくり理解する
日立 = 真空チルド(0.8気圧に気圧を下げたチルド室0℃~2℃で鮮度をたもつ) 電動ドア・引出し(触れるだけでドアが開いたり、ひきだせたりします)。野菜室・真空チルドともに、鮮度を長持ちさせる力は、群を抜いて秀逸。
三菱 = 氷点下ストッカー(-3℃~0℃)と切れちゃう瞬冷凍(-7℃。冷凍室ほど凍らないので包丁で切れる)に加え、独自のマットな質感のデザイン。最新機種は、野菜室真ん中に。
パナソニック = パーシャル(-3℃)とワンダフルオープン(冷蔵室、冷凍室が、一番おくまで全開できる)扉棚、冷蔵室の最上段に無駄がないなどの、使いまわしの良さが秀逸。
東芝 = 野菜室真ん中(野菜室がまんなかにあります)、タッチオープン(触れるだけで扉をあけることができます)野菜室、冷蔵室ともに容量が大きい、値段、機能、無駄の内容量、バランスがいい。
シャープ = 野菜室真ん中(右側2/3ぐらい幅で深め)、ロック製氷(大きく透明度の高い氷がつくれます)冷凍室がが大きい。冷凍室が非常に大きいのが秀逸。
冷蔵庫内の温度 (念のため)
<冷蔵室>約3~6℃
冷蔵室のドアポケットはどうしても外気に触れる機会が増えるため、温度も上がります。ドアポケット部は約6~9℃くらいが目安です。
<冷凍室>約-20~-18℃
冷凍食材やアイスクリームなどの長期保存が可能な食材を保存します。
大きくは、この2種類の冷蔵と冷凍があり、この間の中間温度
0℃前後で特別な冷蔵室をつくり、<チルド>0℃~2℃ <瞬間○○・パーシャル>ー3℃ などがメーカーにより微差があると理解ください。
サイズをきめて、あとはメーカー差で好みのものを選ぶことになります。
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冷蔵庫の寿命、買い替え時とは
冷蔵庫の寿命は10年
冷蔵庫の寿命は、およそ10年、コンプレッサーやファンの故障がほとんどです。食材を詰め込みすぎたり、普段から頻繁に扉の開閉をしていると、負担がかかり寿命が短くなります。そして修理をしようと思っても、10年近くたった機種の部品は製造されていないこともあり、困難になることがあります。
こんな症状がでたら買い替え時
「冷えない」「聞きなれない音がする」「水漏れしてきている」 などです。部品が劣化し、徐々に冷却能力が落ちてくることが考えられます。最新の冷蔵庫は、省エネ性能に優れており、ざっと年間1万円程度電気代を抑えられます。部品修理でも3~6万円など高くつくので、新たに買い替えするのがおすすめです。
レビューが高評価な冷蔵庫おすすめ手堅い評価ランキング ページ
購入後の評価の高い冷蔵庫をピックアップしています。
冷蔵庫の基礎知識
容量の目安
冷蔵庫の容量を考える際、まず基準となるのは家族の人数です。
1人当たりの容量を70Lとし、これに家族の人数を掛けます。さらに、常備品用として100L、予備として70Lを加えた容量が冷蔵庫の容量の目安となります。
つまり4人家族ならば、70L×4人+100L(常備品)+70L(予備)となり、450L前後が目安です。
しかし、表記されている容量の多くは、実際に収納できる食品の容量ではありません。
定格内容積とは
カタログに記載されている定格内容積とは、日本工業規格(JIS)に基づき、庫内部品の中で冷やす機能に影響がなくかつ工具を使わずに外せる棚やケース等を除いた状態で、算出したものです。この定格内容積には、食品収納スペースと冷気循環スペースを含みます。
そのため、引き出しがどこまで出せるか、一升瓶など高さがあるものも入るか等実際に収納できる量の確認も大切です。
引き出し式貯蔵室(冷凍室、野菜室等)の場合、定格内容積とあわせ食品収納スペースの目安も表示しています。
家電検索では、この実際に収納できる容量「実質容量」を記載しています。
<家族の人数と容量>
冷蔵庫の容量を考える際、まず基準となるのは家族の人数です。
1人当たりの容量を70Lとし、これに家族の人数を掛けます。さらに、常備品用として100L、予備として70Lを加えた容量が冷蔵庫の容量の目安となります。
つまり4人家族ならば、70L×4人+100L(常備品)+70L(予備)となり、450L前後が目安です。
しかし、表記の容量は実際に収納できる食品の容量ではありません。
<定格内容積と実質容量>
カタログに記載されている「定格内容積」とは、日本工業規格に基づき、庫内部品の中で冷やす機能に影響がなく、工具なしでも外せる棚やケース等を除いた状態で算出したものです。この定格内容積には、食品収納スペースの他に冷気循環スペースも含みます。
そのため、引き出しがどこまで出せるか、一升瓶など高さがあるものも入るか等、
実際に収納できる容量の確認も大切です。冷凍室や野菜室等は、定格内容積とあわせ食品収納スペースの目安も表示しています。
家電検索では、この実際に収納できる容量「実質容量」を記載しています。
ドアの開き方の違い
<片開き(右開き/左開き)>
左右どちらかを軸に、その逆サイドに扉が開きます。右に開くタイプの冷蔵庫にはほとんどの場合、左開きタイプの同じ型の冷蔵庫もあります。その逆も然りです。
扉が大きく開くので、扉の幅と同じスペースが冷蔵庫の前面に必要です。
☞ こんな人におススメ!
片側に壁があるスペースに置きたい人にお勧めです。
<両開き(左右開き)>
左右どちら側からでも扉を開け閉めできます。
扉が大きく開くので、扉の幅と同じスペースが冷蔵庫の前面に必要です。
☞ こんな人におススメ!
左右にスペースがある設置場所へ置きたい人や引っ越しの多い人にお勧めです。
<フレンチドア(観音開き)>
2枚に分かれた扉をそれぞれ左右で開け閉めします。
片側半分だけを開けられるため、扉の前が省スペースで済み、かつ扉の開閉の際に庫内の冷気が外に漏れにくいです。
☞ こんな人におススメ!
開閉スペースが取れない人にお勧めです。
冷蔵庫の構成
<野菜室>
野菜室といえば、「一番下の段にあるもの」というイメージをお持ちの方も少なくはないのではないでしょうか。
野菜にはカボチャなど重いものも多い上に、冷蔵庫で保存するご家庭も多いはずです。野菜室を頻繁に使う方は野菜室が冷蔵庫の中央段にあるモノがお勧めです。楽な姿勢で重たい野菜の出し入れがラクラクできます。
東芝を代表に、野菜の鮮度を保つ工夫など野菜室にこだわりのある冷蔵庫もあります。
<チルド室/パーシャル室>
チルド室は、凍結しない程度の低温(0~1,2℃程度)の庫内で凍る直前の状態で保存します。凍らせないため、解凍時に食品の品質を落とすという心配がありません。冷凍保存に不向きな発酵食品などの保存に適しています。
パーシャル室は-3~-1℃程度の庫内で、微凍結させて保存します。完全に凍らせないので、食品の細胞を壊さず、鮮度を長持ちさせます。
<製氷室>
氷をよく使う、氷にこだわりがあるという方は製氷室が独立タイプのものがおすすめです。出し入れの際に他の食品への影響を抑え、食材のニオイが氷につくことも防ぐためです。
給水器に水を入れるだけで氷が出来る自動製氷機能を持つものも多くあります。
<切り替え室>
ユーザーの設定で、冷蔵室、冷凍室、野菜室など切り替え可能のスペースです。足りなくなったスペースの補充として使用したりするなど、季節やライフスタイルに合わせて活用できます。
事前にチェックするサイズ
<設置スペース>
冷蔵庫には、放熱のための隙間が必要です。そのため、設置スペースの最大寸法を把握し、放熱用の隙間を含めて設置できる冷蔵庫のサイズを知る必要があります。放熱スペース、ドアの開閉スペースを確保しましょう。
<搬入口のスペース>
また見落としがちなのが、搬入通路です。設置スペースまでの廊下やドアなど、冷蔵庫が通れるだけの幅があるか確認しておきましょう。一般的に、設置する冷蔵庫+10cmのスペースが必要です。
【キーワード】
独立製氷室
冷凍室とは別に設けられた製氷専用のスペースです。氷のスペースが独立しているので、出し入れの際に他の食品への影響を抑え、食材のニオイが氷につくことも防ぎます。
給水器に水を入れるだけで氷が出来る自動製氷機能を持つものも多くあります。
クリスタルドア
クリスタルドアは、ドアに強化ガラスが使われています。ガラスの光沢感と高級感が合わさり、デザイン性がぐっと向上しています。さらに強化ガラスのため、傷つきにくくお掃除も簡単です。しかし、冷蔵庫の定番であるマグネットはつけられないようです。
ノンフロン
冷媒や庫内壁面の発砲断熱材に、オゾン層破壊や地球環境負荷の大きいフロンガスを使用していないことを示します。
冷媒には炭化水素(イソブタン)、発泡断熱材にはシクロベンタンが用いられています。
直冷式とファン式
<直冷式>
昔ながらのコンプレッサーを使った冷却方式です。冷凍庫に霜がつくので、こまめにとる必要があります。
<ファン式>
ファンを使って庫内を冷やすので、ファンの音はしますが冷凍庫に霜は付きません。
統一省エネラベル
冷蔵庫は省エネラベリング制度の対象品のため、国の省エネルギー基準を達成しているかどうかを店頭やカタログでラベル表示しています。このラベルのチェックポイントは以下の4ポイントです。
<省エネ基準達成率>
省エネ法に基づいて決めた「省エネ基準(目標値)」をどれくらいクリアしているかを%で示すものです。目標値は、冷却方式、定格内容積、冷蔵室のドアの数毎に設定されています。達成率を比べる際は、同じ条件の冷蔵庫でないと数字の意味が変わってきます。
<★多段階評価>
省エネ基準達成率を5段階に分けて★の数で示したものです。同じ条件同士の比較の目安です。
達成率は以下の通りです。
★★★★★ 198%以上
★★★★ 165%以上198%未満
★★★ 133%以上165%未満
★★ 100%以上133%未満
★ 100%未満
<年間消費電力量(kWh/年)>
JISの測定方法で使用した時の1年間に消費する電力量です。
この値が小さいほど省エネ性に優れています。
<年間の目安電気料金>
年間消費電力量をわかりやすく表示するため、年間の電気料金に換算して表示したものです。
販売価格が安くても、電気代が高くてプラマイ0ということもあります。この数値も購入の際の参考になります。
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