カデ研メンバーNo,247 (男、20代、家族構成3名(父・母) ※カデ研とは、家電研究をライフワーク(趣味・仕事含め)としたメンバーが、家電をよりわかりやすく伝えること目的に、自分たちの実感に基づいたさまざまな情報を、写真を交え伝えていくコミュニティです。 2014年11月
吸引力の優れた掃除機
我が家には、畳・フローリング・絨毯と異なる床材があり、紙パックの掃除機では吸引力が課題でした。そこで、吸引力の優れたサイクロン式掃除機を購入いたしました。
購入の決め手
・価格が安い(\33,000) ・ダストボックスの取り外しが簡単 ・自動で吸引力を調整
満足している点
吸引力の自動調整
畳・フローリング・絨毯と異なる床材がありますが、掃除機が検知して自動で吸引力を調整してくれます。床材が変わるごとにボタンを押すなど切り替えの必要がなく、とても便利です。
ブラシ先端のライト機能
我が家には家具が多いのですが、ブラシの先端にライトがついているので、暗い所もとても見やすく便利です。家具の隙間や、ベッドの下など、部屋の電気が届かない場所でも、明るく照らしてくれるので隅々まできれいに掃除が出来ます。
ゴミ量が一目でわかる
ダストボックスが透明で、ゴミ捨ての目安量も書いてあるので、捨てるタイミングが一目で分ります。いちいち中を空けて確認する必要がないので、使い勝手がとても良いです。
物足りなかった点
フィルターの目詰まり
フィルターの自動掃除機能がついていて、掃除の手間が少ないと思い購入しました。しかし、メインフィルターとは別に、ダストボックス内にも小さなフィルターがあり、そちらは自動でお掃除してくれません。1回の使用でゴミが溜まってしまうこともあり、毎回掃除するのが手間です。
総合まとめ
畳・絨毯・フローリングがある我が家では、床材を検知して自動で吸引力を調整してくれる機能が大変便利です。吸引力自体も優れており、細かいほこりまで掃除できるので満足しています。先端のライトを点けると、音がうるさくなるのが難点ですが、暗い場所でも隅々まで掃除できるので重宝しています。複数の床材があるご家庭に、大変おすすめです。
掃除機の基礎知識
掃除機のタイプ
<サイクロン式>
竜巻のように回転させて発生した遠心力を利用して、吸い込んだ空気に含まれる小さなゴミやホコリを分離する方式を、サイクロン(Cyclone)と呼びます。紙パックを使わないことが、紙パック掃除機との違いであり、特徴でもあります。
ここがスゴイ!
ダストボックスにゴミを溜めるので、紙パック代がかかりません。
遠心力で空気中のゴミを分離してから排気するので、フィルターが汚れにくく、吸引力が長く続きます。排気もクリーンで臭いません。
ここに注意!
ダストボックスは紙パックと比べて小さいので、ゴミが満杯になるのが早く、小まめにゴミ捨てする必要があります。また、ゴミ捨ての際に小さなホコリやチリが舞いやすく、ダストアレルギーの方は注意が必要です。
また、フィルターが汚れると吸引力が下がる為、定期的にお手入れが必要になります。
☞こんな人におススメ!
紙パックのコストをかけたくない方や、吸引力や排気性能を落とさずに使いたい方にお勧めです。
<紙パック式>
ゴミを集めるのに紙パックを使用する掃除機の事を、紙パック掃除機と呼びます。
ゴミが溜まったら紙パックごと捨てられるので、お手入れが簡単な事が紙パック掃除機の特徴です。
ここがスゴイ!
ゴミ捨ての時は紙パックごと捨てるので、ゴミに直接触れる必要が無く、ホコリが舞う心配もありません。紙パックがフィルターの役割も兼ねているので、サイクロン掃除機のようにフィルターのお手入れは必要ありません。
紙パックが満杯になるまで、2~3か月かかるので、サイクロン掃除機と比べるとゴミ捨ての回数が少なくて済みます。
ここに注意!
紙パックは使い捨てなので、一度捨てたら交換する必要があり、ランニングコストがかかります。紙パックにゴミが溜まると、風の通りが悪くなり、吸引力が落ちます。また、空気が溜まっているゴミを通って排気されるので、排気が臭いやすくなります。
☞こんな人におススメ!
ゴミ捨ての時にホコリが舞うのがイヤな方や、掃除機のお手入れをあまりしたくない方にお勧めです。
ノズルの種類
<自走モーターノズル>
モーター駆動でブラシを回転させるヘッドです。ヘッドは若干重めですが、強力なパワーで毛足の長いカーペットや絨毯の奥に入り込んだホコリを強力にかき出す事が出来ます。操作には力が必要ですが、ブラシの回転力で前に進む「自走機能」を備えた「自走モーターノズル」の場合は、軽く押すだけでヘッドが前に進みます。
<エアーノズル>
吸い込んだ空気の力でブラシを回転させるヘッドです。モーターが無いのでヘッドが軽く、丸ごと水洗い出来ます。回転パワーが弱く、絨毯やカーペット等では回転が止まることがあるため、フローリングでの使用に向いています。
掃除機の重さ
掃除機を選ぶ上でポイントとなるのが「重さ」です。軽いほど取回しが良く、持ち運びも楽になります。スペックに「本体重量」が書かれています。これは掃除機本体の重さです。ノズルやホースが付きますので、実際の重さはこれよりも重くなります。
一般的な掃除機の本体重量は3.5kgなので、3.0kgを下回る掃除機は軽量コンパクトモデルと言えます。
掃除機のキーワード
<騒音値>
掃除機の運転音が出る原因は主に2つあります。
1.ファンやモーターの回転音や駆動音
2.モーターの回転による振動
音が静かな静音性を売りにした掃除機は、この二つの対策に特に力を入れています。
掃除機の騒音値は、弱運転の時と強運転の時で違いがある為、最大値と最小値が記載されています。
一番静かな掃除機の弱運転で42db程度(ささやき声)
一番うるさい掃除機の強運転で82db程度(救急車のサイレン)
平均的な掃除機の運転音は60db~70dbと言われています。乗用車の中や、騒々しい事務所の環境と近い音がします。
一般に、運転音が55db以下の掃除機は、静音性が高いモデルと言えます。
<吸込仕事率>
吸込仕事率とは、掃除機の吸引力を表す目安として利用されている値です。
単位はワット(W)の数値で表されます。数値が大きいほど、吸引力が優れることになります。現在市販されているほとんどの掃除機が、吸込仕事率を利用して吸引力を示しています。
ただし、吸込仕事率は、あくまで空気を吸い込む力のみを測定した値であって、その掃除機がゴミを吸い込む能力を直接示す数値ではありません。
ゴミを吸い込む能力は「ダストピックアップ率」で示されます。
<フィルターと排気>
サイクロン掃除機は吸い込んだゴミを分離した後、空気を排気しますが、この排気される空気はフィルターを通す事で細かいチリをろ過してクリーンに排気します。
上位モデルのサイクロン掃除機には、空気清浄機でも使われる「ULPA」「HEPA」フィルタが使用されています。
これらのフィルターは0.3㎛のチリを99.9%以上キャッチするので、排気もクリーンと言われています。
紙パック掃除機の場合、セットする紙パックがフィルターと同じ働きをします。
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