サイクロン掃除機 フィルタ掃除【フィルタは2つあった】


定期的なフィルタ掃除が必要

サイクロン掃除機は、吸い込んだゴミを空気とゴミに分離する方式です。分離した空気はフィルタを通して排気され、ゴミはダストカップに溜められます。これにより、従来の紙パック式掃除機と違い、紙パックを使わないのでその分ランニングコストがかかりませんが、排気する際、空気に残った小さなホコリをフィルタで漉しとる為、使っているとフィルタが詰まります。フィルタが詰まると吸引力が大きく下がり、掃除出来なくなる為、吸引力を保つためにも定期的なフィルタ掃除が必須です。フィルタ掃除の頻度は1か月に1回程度を推奨されています。ゴミ捨てと合わせて水洗いでお手入れする事で、吸引力を落とさずに使い続ける事が出来ます。

ダイソンはフィルタ掃除が必要ない、は間違い!

「吸引力の落ちないただ一つの掃除機」でおなじみのダイソンは、フィルタレスの「本格サイクロン掃除機」です。フィルタが無いので確かにフィルタ掃除は必要ありませんが、実はモーターの後ろにフィルタが存在しています。サイクロンの性能が全メーカーでトップクラスのダイソンでも、空気中のゴミを完全に分解する事は出来ません。その為、このモーターの後ろにあるフィルタでゴミをこしとっています。これは他のメーカーの掃除機でも同様で、サイクロン掃除機のフィルタは通常2つあるという事になります。

ダイソンのモーターの後ろにあるフィルタは、年に1度の水洗いが推奨されていますが、存在を知らずに何年も使っている方も多く、落ちないはずの吸引力が弱くなっているのは、このフィルタにゴミが溜まっている為です。

サイクロン掃除機の基礎知識

<掃除機のタイプ~サイクロン式~>

竜巻のように回転させて発生した遠心力を利用して、吸い込んだ空気に含まれる小さなゴミやホコリを分離する方式を、サイクロン(Cyclone)と呼びます。紙パックを使わないことが、紙パック掃除機との違いであり、特徴でもあります。

ダストボックスにゴミを溜めるので、紙パック代がかかりません。
また、遠心力で空気中のゴミを分離してから排気するので、フィルターが汚れにくく、吸引力が長く続きます。排気もクリーンで臭いません。

反面、ダストボックスは紙パックと比べて小さいので、ゴミが満杯になるのが早く、小まめにゴミ捨てする必要があります。
また、ゴミ捨ての際に小さなホコリやチリが舞いやすく、ダストアレルギーの方は注意が必要です。
そして、フィルターが汚れると吸引力が下がる為、紙パック掃除機と比べるとお手入れの手間が多くなります。

紙パックのコストをかけたくない方や、吸引力や排気性能を落とさずに使いたい方にお勧めです。

<掃除機のノズル>

掃除機のノズルは、モーターの有無で大きく二つに分かれます。

「モーターノズル」は、モーター駆動でブラシを回転させるヘッドです。
ヘッドは若干重めですが、強力なパワーで毛足の長いカーペットや絨毯の奥に入り込んだホコリを強力にかき出す事が出来ます。
操作には力が必要ですが、ブラシの回転力で前に進む「自走機能」を備えた「自走モーターノズル」の場合は、軽く押すだけでヘッドが前に進みます。

「エアー(タービン)ノズル」は、吸い込んだ空気の力でブラシを回転させるヘッドです。
モーターが無いのでヘッドが軽く、丸ごと水洗い出来ます。回転パワーが弱く、絨毯やカーペット等では回転が止まることがあるため、フローリングでの使用に向いています。

<掃除機の重さ>

掃除機を選ぶ上でポイントとなるのが「重さ」です。軽いほど取回しが良く、持ち運びも楽になります。
スペックに「本体重量」が書かれています。これは掃除機本体の重さです。ノズルやホースが付きますので、実際の重さはこれよりも重くなります。
一般的な掃除機の本体重量は3.5kgなので、3.0kgを下回る掃除機は軽量コンパクトモデルと言えます。

<運転音(騒音値)>


掃除機の運転音が出る原因は主に2つあります。
1.ファンやモーターの回転音や駆動音
2.モーターの回転による振動
音が静かな静音性を売りにした掃除機は、この二つの対策に特に力を入れています。
掃除機の騒音値は、弱運転の時と強運転の時で違いがある為、最大値と最小値が記載されています。
一番静かな掃除機の弱運転で42db程度(ささやき声)
一番うるさい掃除機の強運転で82db程度(救急車のサイレン)
平均的な掃除機の運転音は60db~70dbと言われています。乗用車の中や、騒々しい事務所の環境と近い音がします。
一般に、運転音が55db以下の掃除機は、静音性が高いモデルと言えます。

<フィルターと排気>


サイクロン掃除機は吸い込んだゴミを分離した後、空気を排気しますが、この排気される空気はフィルターを通す事で細かいチリをろ過してクリーンに排気します。
上位モデルのサイクロン掃除機には、空気清浄機でも使われる「ULPA」「HEPA」フィルタが使用されています。
これらのフィルターは0.3㎛のチリを99.9%以上キャッチするので、排気もクリーンと言われています。
紙パック掃除機の場合、セットする紙パックがフィルターと同じ働きをします。
排気がクリーンである事を売りとしている紙パック掃除機は、「ULPA」「HEPA」フィルタと同等の性能を持つ、純正の紙パックの使用を推奨しています。

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