洗濯機選びの基礎知識
乾燥方法
<ヒートポンプ乾燥タイプ>
除湿機のように湿気を含んだ空気を機外へ出し、約60℃の乾いた温風で乾燥させます。温度が上がりすぎないため、乾燥途中でもドアを開閉できます。
ここがスゴイ!
比較的温度が低いため、衣類が痛みにくいです。
ヒーターも冷却水も使わないのでエコです。
ここに注意!
高価格です。ドラム式のみの機能です。
<ヒーター乾燥タイプ>
約85℃の高温の温風でドライヤーのように乾燥させます。高温のため、熱を冷ます必要があります。冷まし方には、水冷式と空冷式の2種類があります。
水冷式は、乾燥の際に発生した水蒸気を水で冷して水滴に戻し排水します。そのため、乾燥時にも冷却用の水が必要となります。
空冷式は、冷却水は不要ですが、熱が冷めるまで時間がかかります。
ここがスゴイ!
高温なため除菌効果があり、早く乾きます。
ドラム式にもタテ型にも対応しています。
ここに注意!
温度が高いため、毎日使うと衣類が縮む、痛む可能性があります。
熱いので、途中で衣類を取り出すことができません。
サイズの確認
<洗濯機サイズと防水パンや壁との距離>
洗濯機を室内に設置する場合、防水パンや防水トレー上に置くのが一般的です。防水パンは洗濯機の排水用ホースを繋げる排水口のついた受皿です。洗濯機からの床への漏水を防ぐ役割があります。
近年、洗濯機は全自動機能に加え、乾燥機能付きが加わるなど大型化してきています。特にドラム式は幅が広く、防水パンに入らないという事例が多数あります。防水パンに洗濯機が収まらないという悲劇を防ぐためにも、事前に防水パンのサイズを測っておきましょう。
防水パンの標準的な規格サイズ(外寸W×D)は、640㎜×640㎜、740㎜×640㎜、800㎜×640㎜、以上の3サイズです。
防水パンのサイズ、水道蛇口の高さが低すぎないか、設置通路で扉をあけられるか、排水溝の位置等の確認を下図のようにカタログにのっている洗濯機サイズと照らし合わせ確認することをおすすめします。
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