ドラム式洗濯機の可能サイズを確認する
設置可能な洗濯機の確認
<洗濯機サイズと防水パンや壁との距離>
洗濯機を室内に設置する場合、防水パンや防水トレー上に置くのが一般的です。防水パンは洗濯機の排水用ホースを繋げる排水口のついた受皿です。洗濯機からの床への漏水を防ぐ役割があります。
近年、洗濯機は全自動機能に加え、乾燥機能付きが加わるなど大型化してきています。特にドラム式は幅が広く、防水パンに入らないという事例が多数あります。防水パンに洗濯機が収まらないという悲劇を防ぐためにも、事前に防水パンのサイズを測っておきましょう。
防水パンの標準的な規格サイズ(外寸W×D)は、640㎜×640㎜、740㎜×640㎜、800㎜×640㎜、以上の3サイズです。
防水パンのサイズ、水道蛇口の高さが低すぎないか、設置通路で扉をあけられるか、排水溝の位置等の確認を下図のようにカタログにのっている洗濯機サイズと照らし合わせ確認することをおすすめします。
① 本体下の幅と奥行きが洗濯パンの内寸におさまるかどうか
② 本体奥行・幅が設置場所に収まるか(奥行きが大きい洗濯機は通路に飛び出ますのでそのあたりをチェック!)
③ 本体高さが水道蛇口高よりしたにあるか(水道口よりも上にあると洗濯機が入りません)
④ 玄関、廊下、洗面所扉など通路に洗濯機がとおるか
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洗濯機を設置・移設してみる
ドラム式洗濯機の今ある悩みの原因を理解する
衣類のこのニオイの原因って?
ニオイの原因は、カビや雑菌がなどの目に見えない微細な生き物やその老廃物です。汗が染みこんだり汚れたままの衣類をそのまま放置していたり、洗濯後にしばらく干さずにそのままにしていたりすると、雑菌が繁殖しますそして、それが嫌なニオイに変化するのが1~2時間後ぐらいです。なので、衣類に汗をかいて無臭の汗がしばらくして匂いがしてくるのは、汗に皮脂や汚れがついて雑菌が繁殖してくるからです。
雑菌が好む環境を理解する
衣類につく雑菌が好むのは、「汚れや皮脂や汗」「高温・多湿」です。これらの要素が複数重なると衣類にニオイがする確率が上がります。
【ニオイ原因①】汚れの洗い残し
一度にたくさんの衣類を洗ったとき、あるいは、以前にニオイがしたけれどもまた不十分な荒いだったとき。洗い残した汚れが雑菌のえさとなって繁殖します。また雑菌が残ったままだと、繁殖しやすくなりニオイが残りやすくなります。ニオイがし始めた衣類は、一度雑菌をしっかりやっつける必要があります。
【ニオイ原因②】洗濯槽がカビや雑菌で汚れている
当然洗濯槽にカビや雑菌がついていると、衣類からニオイがする頻度が高まります。雑菌は高温多湿を好むので、ドラム式洗濯機のように完全に密閉する構造だと、多湿になりやすく、雑菌が繁殖しやすくなるので、ニオイが気になりやすくなります。なのでゴミフィルターの掃除、槽内の定期的な洗浄、普段から洗濯機天面にある乾燥フィルタや、扉などは極力あけておいて、乾燥しやすくすることがおすすめです。
【ニオイ原因③】乾くまで時間がかかった
洗濯後の衣類は濡れていて、干されたばかりでは、徐々に温度が上がります。ということは、時間とともに繊維の中は多湿で高温な環境になるので、この時間が長ければ長いほど、雑菌の繁殖する確率が上がってくることになります。
ニオイがしてきた時への対処法
ニオイが取れない衣類に対して
繁殖して残ってしまっている雑菌を死滅させる必要があります。その殺菌方法は、以下です。
①漂白剤で殺菌する
漂白剤で殺菌できるので30分ほどつけてから洗濯するとニオイが解消します。
②お湯につけて殺菌する
タオルなど分厚いものは、鍋で煮沸して殺菌するとニオイが解消します。40℃~50度ぐらいのお湯と上記の漂白剤で行うのが、手ごわいニオイのする衣類には最強かもしれません。
③重曹をプラスして洗浄力を強化する
いつもの洗濯洗剤に重曹を加えると、皮脂や汚れなどの酸性のものに弱アルカリ性の重曹が効いて汚れが落ちやすくなります。洗剤にカップ一杯を混ぜて洗います。
洗濯機に対して
洗濯機にカビや雑菌がいると、衣類のニオイがしやすくなります。方法は以下です。
①洗濯槽をクリーニングする
メーカーが用意している専用の、もしくは市販の洗濯槽クリーナーで槽内を洗浄します。クリーナー洗剤をいれて、しばらくの時間槽を回すだけで、洗浄することができます。一度では効果が見られない場合は、何度か定期的に行う必要があります。
②普段から槽内を乾燥しやすくする
ドラム式洗濯機は特に密閉度が高いので、普段から、扉をあけておく、乾燥フィルターを開けておくなどしておくと乾燥しやすくなります。
③下水の匂いには
排水口には糸くず、髪の毛、ホコリなどがたまりぬるぬるになっていることがあります。これらの汚れをしっかり洗浄する、あるいは排水口に排水トラップ(下水のニオイが上がってくるのを防ぐもの)がついていない場合は、設置することをおすすめします。
手堅い評価のドラム式洗濯機を使用レポ動画で確かめる
ドラム式洗濯機乾燥機自宅で使い比べ動画
ドラム式洗濯機の基礎知識
ドラム式洗濯乾燥機のメリットデメリット
主にドラムが回転し、洗濯物を持ち上げ下へ落とす「たたき洗い」で汚れを落とします。洗濯、脱水が苦手で、乾燥が断然得意です。
ここがスゴイ!
使用する水が少ないので節水性が高く、洗濯物の傷みが少ないといわれています。
衣類を風で舞わせながら効率的に乾燥させます。
ここに注意!
一方で水量が少ないため、落とした汚れが再付着しやすいともいわれています。
本体サイズは大きめで扉も横開きが主流なので、置く場所を選びます。
☞ こんな人におススメ!
汚れ物が少なく、洗濯回数が少ない場合、デリケートな衣類が多い場合などにお勧めです。
乾燥重視で、毎日乾燥機能を使いたい人にお勧めです。
→ 「縦型洗濯乾燥機のメリットデメリット」をみる
洗濯容量とは
ご家庭にあった洗濯機を選ぶにはまず、容量の目安をつけておきましょう。
洗濯機には洗濯容量と乾燥容量がありますが、ここでは洗濯容量を基準に考えます。
洗濯の容量は1人1日1.5㎏が目安です。
時々、水量=容量と考えている方もいるようですが、近頃は節水に秀でた機種もあるので、容量は「㎏」でみるようにしましょう。
~1人分(1.5kg男性服の例)~
ワイシャツ1枚(約200g)+長袖肌着1枚(約130g)※1+トランクス1枚(約80グラム)※2+綿パンツ1本(約400g)+くつ下1足(約50g)+タオル2枚(約140g)+パジャマ上下1着(約500g)
※1女性ものスリップ1枚(約150g)
※2ショーツ1枚(約30g)
ちなみに・・・
毛布1枚(約3.0 ~4.2kg)、シングルシーツ1枚(約500g)、ダブルシーツ1枚(約650g)、トレーニングウェア上下(約850g)、ジーンズ1着(約600g)、バスタオル1枚(約300g)
洗濯機が最も効率よく(=省エネ)運転できる容量は、定格容量の8割程度と言われています。平均的な4人家族ならば6㎏あればギリギリ賄えますが、最近は8㎏~9㎏サイズが主流のようです。
一日に出る洗濯物の分量や洗濯スタイルに合わせた容量を選びましょう。
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洗濯機の容量をきめる
定格容量の8割が、洗浄力・省エネ的にも最適
1人1日に出る洗濯衣類の量は、1.5kgが目安となっていますので
1人暮らし週に2回洗濯の場合(1.5kg×3.5日=5.2kg)が8割になる定格容量は‥6kg~7kg容量の洗濯機
2人暮らし2日に1度洗濯の場合(1.5kg×2人×2日=6kg)が8割になる定格容量は‥7kg~8kg
3人暮らし2日に1度洗濯の場合(1.5kg×3人×2日=9kg)が8割になる定格容量は‥10kg
3人暮らし以上は、毎日洗濯するにしても、9もしくは10kg以上の洗濯機が最適容量となります。
続けて、ドラム式洗濯機の購入後のよくある不満です
洗濯機購入後のよくある不満
<ドラム式洗濯機>
① ホコリが洗濯ものによくつく
洗濯脱水後、あるいは乾燥後にいるから出たごみやホコリが洗濯物につくという不満があります。
② 乾燥後の匂いがくさい
乾燥後の衣類の匂いがくさいという不満があります。
③ 振動があり、音がうるさい
洗濯機の振動、音のうるささに不満を持たれている方がいらっしゃいます。
‥などが主だった購入後の不満です
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洗濯機選びの基礎知識
乾燥方法
<ヒートポンプ乾燥タイプ>
除湿機のように湿気を含んだ空気を機外へ出し、約60℃の乾いた温風で乾燥させます。温度が上がりすぎないため、乾燥途中でもドアを開閉できます。
ここがスゴイ!
比較的温度が低いため、衣類が痛みにくいです。
ヒーターも冷却水も使わないのでエコです。
ここに注意!
高価格です。ドラム式のみの機能です。
<ヒーター乾燥タイプ>
約85℃の高温の温風でドライヤーのように乾燥させます。高温のため、熱を冷ます必要があります。冷まし方には、水冷式と空冷式の2種類があります。
水冷式は、乾燥の際に発生した水蒸気を水で冷して水滴に戻し排水します。そのため、乾燥時にも冷却用の水が必要となります。
空冷式は、冷却水は不要ですが、熱が冷めるまで時間がかかります。
ここがスゴイ!
高温なため除菌効果があり、早く乾きます。
ドラム式にもタテ型にも対応しています。
ここに注意!
温度が高いため、毎日使うと衣類が縮む、痛む可能性があります。
熱いので、途中で衣類を取り出すことができません。
サイズの確認
<洗濯機サイズと防水パンや壁との距離>
洗濯機を室内に設置する場合、防水パンや防水トレー上に置くのが一般的です。防水パンは洗濯機の排水用ホースを繋げる排水口のついた受皿です。洗濯機からの床への漏水を防ぐ役割があります。
近年、洗濯機は全自動機能に加え、乾燥機能付きが加わるなど大型化してきています。特にドラム式は幅が広く、防水パンに入らないという事例が多数あります。防水パンに洗濯機が収まらないという悲劇を防ぐためにも、事前に防水パンのサイズを測っておきましょう。
防水パンの標準的な規格サイズ(外寸W×D)は、640㎜×640㎜、740㎜×640㎜、800㎜×640㎜、以上の3サイズです。
防水パンのサイズ、水道蛇口の高さが低すぎないか、設置通路で扉をあけられるか、排水溝の位置等の確認を下図のようにカタログにのっている洗濯機サイズと照らし合わせ確認することをおすすめします。
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