「ガラケー価格でスマホを持ちたい人におすすめ」 格安SIM 比較 【レビュー&口コミ】


カデ研メンバーNo,308 (男、20代、家族構成2名(男・女)

※カデ研とは、家電研究をライフワーク(趣味・仕事含め)としたメンバーが、家電をよりわかりやすく伝えること目的に、自分たちの実感に基づいたさまざまな情報を、写真を交え伝えていくコミュニティです。

2014年11月

「ガラケー価格でスマホを持ちたい人」に、実体験をもとに、その方法と、また、人気格安SIMの比較をしながらおすすめしていきます。

「きっかけは、母親の一言」

調べたきっかけは、母親(66)が「そろそろスマホに変えたい」と私に言ってきたことでした。その時は「使いこなせないからやめとき」とありきたりな回答をしてしまったのですが、ふと家電量販点に立ち寄った際に、格安スマホについて店員さんに教えてもらうことがあり、今 流行りの格安SIMを母親におすすめしました。スマホといえば「価格が高い」というイメージがありますが、私も母親にもメリットがあり、且つ安い買い方を見つけましたのでレビューします。同じ境遇の方々の参考になればと思います。

格安スマホとは

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そもそも格安スマホとは、「イオンのスマホ」で一躍話題になったように、格安スマホと呼ばれるスマホは、主に、端末と格安SIMカードと一緒に販売され、月々の料金が3,000円前後と、一般的なスマホと比較してたいへん手頃な価格でスマホが使用できるのが特徴です。音声通話SIMを選べば、大手通信会社でのスマホ契約のように、契約すると090や080で始まる電話番号が手に入るため、通話はもちろんのこと、電話番号の変更の知らせをするという面倒な作業を行うのを避けるために、今の自分の電話番号を引き継ぐMNPでの転入・転出なども可能となっています。現在、ビックカメラやエディオンなどの家電量販店から、amazon・楽天など大手企業も参入し注目を集めています。

格安スマホのメリットとデメリット

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先程も出てきましたが、一番のメリットはなんといっても「価格が安い」ことです。通常のスマホだと月々7,500円程度するところ、格安スマホだと3,000円前後で持つことができます。しかし、安いなりのデメリットもあります。大きくは、「通信容量・速度の制限」があります。例えば、「1日70Mの通信まで高速通信。それを超えると低速通信のみ」など、料金プランによって制限されている場合があります。

「最も安い!! 格安スマホの持ち方」

1.購入の前に、

購入方法の説明の前にお伝えしますが、現在(2014年11月)docomoのAndroidスマホ・タブレットでのみ使える方法です。※au・Softbankをお使いの方は、SIMロック解除が実現した場合に、同じ方法で購入が可能になります。【※2015年5月1日より、SIMロック解除が義務化されました!】

2.使わなくなったスマホを活用

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購入方法といっても簡単です。家族の誰かがスマホ⇒スマホへと機種変更をした際に、使わなくなった古いスマホに格安SIMをさして使う方法です。そうして、既に持っているスマホを使用することで、端末代を支払う必要がなく、月々の利用料のみでスマホを使うことができます。アンドロイドのスマートフォンで、現在だとdocomoのAndroidスマートフォンでできる裏ワザです。また、中古のSIMロック解除された端末でも同じく利用可能ですが、中古だから安価であるとはいえ、端末代が別途かかりますので、費用をかけたくない方はこの、使わなくなったスマホのリサイクル使用という方法がオススメです。

3.最安900円(税抜)~スマホが使える!

上記の方法では、格安SIMのみ購入することになります。その場合、最安のプランですと900円(データ通信専用SIM)からスマホを使うことができます。また、LINE等のメッセージ・無料通話を活用すれば、使った分だけ別でかかってくる通信料をカットし、月額900円でスマホを使用できますので、まさに「格安」です。ガラケーを使っている場合のガラケー価格と比較しても変わらないほどの安さですね。

4.格安スマホで利用の幅が広がる!

ここまで安いと、今までの価値観が変わってきますね。ガラケーがどうしても手放せないという方でも、試しにスマホを使ってみるには手を伸ばしやすい価格になっています。また、ガラケーとの2台持ちでも、一般的なスマホを持つより安く持つことができますので、利用の幅が広がるといえ、おすすめです。

「オススメ格安SIMのご紹介」

では、ご参考までに格安SIMのご紹介をさせていただきます。10社以上ありますが、今回はその中でも「BIG4」と言われている人気通信会社、4社を比較しながらおすすめしていきます。(※2014年11月現在での情報です。)

1.「BIGLOBE」

LTE・3G「エントリープラン」/月額972円

LTE:月2GBまで利用可能 New!

制限時通信速度:200kbps

制限解除オプション: 100MBあたり324円

 

【確認事項】

初期費用:3,240円

最低利用期間:なし

解約金:なし

SIM枚数:1枚

提供SIMサイズ:標準SIM、microSIM、nanoSIM

通信規制条件:3日で360MB

 

【その他】

・契約期間中、公衆無線LANサービス「Wi2 300」を無料で利用可能

【主な上位プラン】————————————————————————

・ライトSプラン(LTE月5GBまで)/月額1,625円 New!

・ライトMプラン(LTE月8GBまで)/月額3,065円 New!

・音声通話スタートプラン(音声通話+LTE月1GB)/月額1,728円〜

【コメント】

格安SIM業界におけるBIG4の1角(BIGLOBE、IIJ、NTTコミュ…、日本通信)。比較的古くからある格安SIMで、昨今では通信速度も安定しています。独立系のMVNE兼MVNOであり、その強みを活かして、イオンのスマホ(格安スマホ)やルータサービスなど多種多様なサービスを展開しています。

2.「BIC SIM(for IIJmio)」

ミニマムスタートプラン/月額972円

LTE:月2GBまで利用可能 (余ったLTEの翌月繰越可能)

制限時通信速度:200kbps

制限解除オプション: 100MBあたり216円

 

【確認事項】

初期費用:3,240円

最低利用期間:2ヶ月(契約初月の解約不可)

解約金:なし

SIM枚数:1枚

提供SIMサイズ:標準SIM、microSIM、nanoSIM

通信規制条件:LTE利用時→なし、制限時→3日で366MB

【その他】

・契約期間中、公衆無線LANサービス「Wi2 300」を無料で利用可能(BICSIM限定特典)

・任意のタイミングで「LTE←→制限時通信速度」を切り替え可能(iOS、Androidアプリより)

 

【主な上位プラン】———————————————————

・ライトスタートプラン(LTE月4GBまで)/月額1,641円

・ファミリーシェアプラン(LTE月7GBまで)/月額2,764円

・音声通話プラン(音声通話+LTE月2GB)/月額1,728円〜

【コメント】

ビックカメラが手がける格安SIM「BIC SIM」。IIJmioのSIMを使っているということもあり、サービスレベルは安定しています。ビックカメラ店頭でサポートが受けられるなど、店頭でのサポート体制にも力を入れており、店頭販売でSIMを買いたいという人などに人気を集めています。初心者の方にもオススメです。

 

3.OCNモバイルONE

(毎日70MBコース)/月額972円

LTE:1日あたり70MBまで利用可能(30日で2.1GB、余ったLTEの翌日繰り越し不可)

制限時通信速度:200kbps

制限解除オプション: 1回540円(当日23時59分までの間、LTEが完全使い放題に)

 

【確認事項】

初期費用:3,240円

最低利用期間:なし

解約金:なし

SIM枚数:1枚

提供SIMサイズ:標準SIM、microSIM、nanoSIM

通信規制条件:なし

 

【その他】

・契約期間中、IP電話サービス「050Plus」を月額162円〜で利用可能(通常月324円〜)

・任意のタイミングで「LTE←→制限時通信速度」を切り替え可能(iOS、Androidアプリより)

・SIMカードを追加可能(1枚/月額486円、最大4枚まで)

→主契約のプラン内容を複数枚SIMでシェアすることができます、通信容量自体は増えません

【主な上位プラン】——————————————————

・LTE毎日100MBプラン(30日で3GB)/月額1,490円

・LTE月4GBプラン/月額1,566円

 

【コメント】

NTT傘下のNTTコミュニケーションズが手がける、実質的なドコモ純正格安SIM。先のBICSIMと並んで人気の高い格安SIMであり、ドコモ純正だけあって通信速度も安定しています。MVNEを兼ね、他社にサービスを提供するなどしており、業界内で多大な影響力(主に料金等)を持っています。

 

4.「楽天ブロードバンドLTE」

エントリープラスプラン/月額972円

LTE:月2.1GBまで利用可能

制限時通信速度:300kbps

制限解除オプション: なし

 

【確認事項】

初期費用:3,240円

最低利用期間:なし

解約金:なし

SIM枚数:1枚

提供SIMサイズ:標準SIM、microSIM、nanoSIM

通信規制条件:LTE利用時→3日で400MB、制限時→月累計3.1GB以上使うと更に速度低下

 

【その他】

・高速通信時間オプションあり

→LTEの残量にかかわらず、LTEが24時間使い放題になるオプションプラン

(1回あたり432円、申し込みから24時間有効、24時間の間は速度制限・通信制限等一切なし)

【主な上位プラン】————————————————————

・ライトプラスプラン(LTE月5GBまで)/月額1,811円

・音声通話プラン(LTE月2.1GBまで)/月額1,728円〜 ※楽天モバイル名義

【コメント】

10月29日より、音声通話ができる楽天の格安SIM「楽天モバイル」の提供が開始されました。LTEなしの「音声通話+データ通信(200Kbps)プラン」であれば、月額1,350円〜利用できます。

まとめ

スマホを持ちたいなら、格安スマホを安く持つのには、下記の3つのポイントがあります。

●機種変更で使わなくなったスマホ端末を活用し端末代を0円に!(docomoのAndroidスマホなど)

●LINEなど無料通信アプリを活用し、通話料を節約!

●通信容量・速度の制限があるため、たくさん通信を使う方には不向き

格安スマホは、名の通り「格安」であることが最大のメリットですが、安いなりに「通信容量・速度の制限」など、たくさん通信を使う人にとってデメリットとなりうる事項もあります。購入の際は、その点を考慮の上でのご購入をオススメいたします。