電気暖房器具（ヒーター）のタイプを理解する

 

●  炭素系（カーボン・セラミック・グラファイト）遠赤外線ヒーター

炭素系の素材を加熱することにより、熱を放射します。遠赤外線を発生させるのがポイントです。近赤外線（0.7～2.5μm）にくらべ波長が長い分（4～1,000|μm）物質に浸透する力が強いため、同じ電力でも暖かく感じることができます。

 

●ハロゲンヒーター

ハロゲンランプを加熱することにより、熱を放射します。近赤外線を発生させるのがポイントで、遠赤外線に比べ、立ち上がりが早く表面を温める力に優れています。

 

●ファンヒーター

ファンのついた、風のでるヒーターです。暖かい風を送ることにより空間をスピーディに温めることができますが、風が出る分消費電力が高い、空気が乾燥するなどのデメリットがあります。

 

●パネルヒーター

電熱線から直接輻射熱（電磁波）であたためるヒーターです。まわりはすぐに温まり、風もないのでやさしくあたためるヒーターです。反面、熱のパワーが弱いことがデメリットになっています。

 

 

電気ヒーターの使い方

 

●部屋全体はエアコンで

部屋全体は、エアコンでスピーディに温めてそれを維持する形で、カーボンヒーターなどを使うことをおすすめします。

また、ピンポイントで温めるときは、狭い空間を一気に温めるファンヒーターか、足元手元だけならハロゲンヒーター。

しっかり暖めたいならカーボーンヒーターがおすすめです。

 

 

次ページで手堅い評価の暖房器具（ヒーター）をタイプ別でご案内していきます。