「まとめ買い」した食材…どうしていますか?
共働きだから1週間の食材は週末にまとめ買いする!セールの時にまとめ買いしている!など「まとめ買い」をするという方が増え、大容量の冷蔵庫が人気を集めている昨今ですが、そのまとめ買いした食材…みなさんきちんと使い切れていますか?
まとめて買ったのはいいけれど、うっかり食材が傷んで、捨ててしまった!・・・なんて話もよく聞きます。
共働き主婦である私も週末まとめ買いスタイルが定着していますが、予定が変わって使い切れなかったり、忘れていて、しなびた野菜を見つけてがっかり・・・ということも。。
まとめ買いした食材を有効活用するためにも、とっても便利だという「冷凍保存」。せっかくならば、うまく活用したい!
特に、「値段が高いなぁ・・・」と思う機会も多くなった野菜の冷凍保存について調べてみました。
そもそも、野菜って冷凍していいの?
肉や魚はよく冷凍するけど、野菜は冷凍すると味も落ちるし、栄養もなくなりそう…あまり冷凍しない方がいいんじゃないの?…というイメージがありましたが、実はほとんどの野菜は問題なく冷凍保存できるようです。(生のまま冷凍でOKのもの、少し火を通したり、茹でてからなど下準備が必要なものなど野菜によって少し差はあるようです。)
最近は「冷凍したほうがおいしくなる」「料理がしやすくなる」など、野菜の冷凍保存も取り入れる主婦が多数!安売りの日に買い貯めした野菜を、上手に冷凍保存できれば家計も大助かりですよね!
こんな野菜もOK!野菜の冷凍保存術
すぐにでもマネしたくなる野菜の冷凍保存術をピックアップしてみました。
★たまねぎ
食べやすい大きさにカットして保存がおすすめ。特にみじん切りにしたたまねぎを冷凍しておくと料理にも使いやすい他、なんと「飴色玉ねぎ」を作りやすくなるというメリットまであります。冷凍することにより、玉ねぎの繊維が壊れて、調理時間が短縮されるため(しかも焦げにくい)面倒な飴色たまねぎも簡単に作れます。また飴色玉ねぎをまとめて作ってから冷凍するのもさらなる料理の時短になりそうですね。
★もやし
茹でてから保存でも、購入後、袋のまま保存でもどちらもOK。野菜の中でも特に足が早くすぐに消費しなくてはいけないもやしですが、冷凍保存すれば2~3週間は問題なく食べられるようです。
(水分の多い野菜のため、冷凍すると食感は劣ってしまいますが、それでも気にならない方にはおすすめです)
★トマト
冷凍トマトは、トマトを使った煮込み料理やスープなど、つぶしてしまう料理におすすめ。まるごと凍らせて、凍ったまますりおろしてトマトソースにしたり、スープにしたり。冷凍することでより旨味がUPするとも言われています。また、皮剥きも一度凍らせて半解凍した時点で行うと、簡単にできるようす。
★きゅうり
冷凍保存には不向きと言われているきゅうりも工夫次第で保存できます。水分を多く含むきゅうりはそのまま冷凍すると解凍したときにまずくなりますが、薄くスライスして軽く塩をふり、しばらく置いてしっかり水分を絞ってから冷凍すれば、解凍後は酢の物やポテトサラダの具として活用できます。
★だいこん
1cmほどのいちょう切りや、拍子切りにして冷凍すると、みそ汁の具や、炒め煮などに便利に使えます。(厚切りでももちろんOK)繊維が壊れることで、短時間で味が染みて料理の時短にもつながります。
★キャベツ
ざく切りしてから水気を拭いて冷凍すれば、炒め物や和え物などに使用できます。料理に使う時は、冷凍したキャベツに熱湯をかけ、水気を切って使用するのがおすすめとのこと。
野菜はカットしてあるものやバラ売りより、丸ごとやまとめて購入する方がおトクなことも多いですよね。こんなにあっても使いきれるかな…と悩む時もうまく冷凍保存を活用して、あらかじめ切ってから保存しておけば、下ごしらえの時短にもなるし、野菜も長持ちするし、お財布にもやさしくてとってもおトク!ですね。
きのこ類は冷凍保存で栄養UP!
★きのこ類
ご存知ですか?実はきのこは冷凍保存したほうが旨味成分が増えることで有名です。美容にもよくヘルシーでダイエットにもぴったりのきのこ!冷凍して美味しくたくさん食べたいですよね!
冷凍におすすめのきのこはこちら↓
どのきのこも旨味は増えるようですが、食感に問題がある場合もあるようです。ナメコやシイタケ、エノキ、マイタケなどは使用する料理次第で冷凍保存してみてもいいのではないでしょうか。きのこは洗わずに根元を切り落とし、ほぐしてから冷凍します。消費期限は3週間ほどになるようです。
基本をチェック!上手な冷凍のコツ
さまざまな野菜が便利に冷凍保存できることがわかりました。野菜に限らずすべての食材共通ですが上手に冷凍保存する「基本」もチェックしてみましょう。
①かしこく小分けに!
使うときのことを考えて、1階に使う分量ずつ小分けに冷凍する
②スピード重視!
なるべく新鮮なうちに購入したらすぐ冷凍する。
(冷蔵庫の急速冷凍モードや、冷凍庫の設定を強にする、アルミなど金属のトレイの上で冷凍する、アルミホイルに包んで冷凍するなど凍らせる時間も短くした方が良いようです。)
③できるだけ空気は抜いて!
保存袋に空気が残らないようストローなども活用しなるべく空気を抜きましょう。
④冷凍した日を記入!
使い忘れのないように冷凍した日がきっちりわかるようにしておきましょう。
⑤冷凍するときは平らに!
なるべく平らに置いて厚みや重なりを減らすと早く凍るし、使用するときにも便利です。
グリーンスムージーにも冷凍野菜を
近年話題のグリーンスムージー。一度は試してみたという方も多いのではないでしょうか。
ただグリーンスムージーを続けるには野菜や果物を常にストックしておく必要があり、その点が面倒で辞めてしまった・・・という声もちらほら。
そんな方におすすめなのが、冷凍野菜・冷凍果物を活用したグリーンスムージー!
グリーンスムージーに欠かせない葉野菜も水菜や小松菜はそのまま冷凍してOK。また冷凍果物はなるべく味の濃いものを選ぶことがポイントのようです。挫折してしまった・・・という方も冷凍保存を活用すれば続けられるのではないでしょうか。
(参考情報:http://naturalhealthystandard.com/blog/archives219/)
【番外編】意外!?な冷凍保存OK食品
冷凍保存できる野菜について調べてる中で出会った「えっ!?こんなものも冷凍できるの??」という意外な食品についても、ご紹介いたします。
①卵
有名レシピサイトなどで過去に話題になった「冷凍卵」。驚きのそのまま保存!で冷凍できます。凍ると殻にヒビが入るのでジップロックなどに入れてから冷凍庫に入れればOKとのこと。卵の殻をむくと、白身がシャーベット状に固まっていますが解凍すると元通り。黄身だけが固まった状態に。独特の食感をいかしたレシピがおすすめだとか♪
(参考情報:http://by-s.me/article/75814264735397294)
またそのままではなく、割って、ボウルなどに入れて溶いたものをフリーザーバッグに入れて冷凍保存しても卵焼きなどに使えます。
②豆腐
豆腐はそのままでも、使いやすい大きさに切って冷凍保存でもOK。食感は変わって高野豆腐のようになりますが、冷凍豆腐用のレシピもたくさん存在するので試してみる価値があるかも!?お豆腐1丁は使い切れない!と余ってしまった時にも便利ですね。
③ワイン
飲み残したボトルワインを製氷皿などに入れてワインの氷を作ります。それをフリーザーバッグなどに入れて保存すれば、デミグラスソースやシチューなど料理用のワインとして使用できます。
④サンドイッチ
食パンを冷凍保存するというのは有名だと思いますが、実はサンドイッチも中に挟む具次第で冷凍でも美味しく食べることができます。(生野菜や、ポテトサラダは具に使うと適さないようです。)解凍は自然解凍で4~5時間。もしくは焼いてホットサンドにするのもおすすめです。
⑤和菓子
餅、大福、最中、カステラ、どら焼き、生菓子など、和菓子のほとんどは冷凍保存できるようです。頂き物やお土産にも定番の和菓子。たくさんあって食べきれない!という時に冷凍保存sてみてはいかがでしょうか。(参考情報:全国和菓子協会)
いかがでしょうか。私にはとっても意外な食品でした。
お肉や魚だけではなく、野菜やその他の食品まで、これだけ便利に冷凍保存できるものがあると、やっぱり冷凍室にたっぷり収納できる冷蔵庫が欲しくなりますね(笑)
これからひとり暮らしをはじめる方や、冷凍をもっと使いこなして時短&節約を目指したい方にもおすすめ!冷凍保存をしっかりかしこく使ってみましょう♪
※さまざまな食品の冷凍・解凍のポイントはこちらをご参考に!
→旭化成 冷凍/解凍方法 一目瞭然チャート